絢爛たる家柄と祖先を持ち、天上界の将来を担う……
はずの逸材であったが、どこでどう間違ったのか、完全にエリートコースから脱落。

意地っ張りでいつも強気な恥ずかしがり屋。
仲間を想う気持ちは人一倍強いが、うまく態度で表すことができないでいる。

体力には自信があるが、魔法学科のほうはサッパリ。
すぐに手が出るタチで、いつも主人公をポカポカ殴っている。
火が苦手。

「あ、殴っちゃった。ごめんね」

しゃきっとした見た目とは裏腹に、とんでもないドジっ娘。
冷めた表情で、いつも周囲にトラブルを巻き起こしている。
相次ぐ失敗は教師たちの逆鱗に触れ、とうとう「落ちこぼれ組」に落とされてしまった。

何事に対しても真面目で「落ちこぼれ組」となっても、ちゃんと授業を受けている。
もちろん、成績はまったく良くない。

妹のハルカとはあらゆる面で対称的。
もちろん仲は良くないが、本人はそのことを寂しがっている。
すごく大食い。

「先生、授業を続けて下さい」

しかし、学業をほったらかして芸能活動に勤しんでいたために、気がつけば退学の危機に。
タレント活動を休止し、しばらく学業に専念するため、「落ちこぼれ組」へとやってくる。

表面上は、おっとりとして物静かな性格。
だがそれはアイドルとしての仮面を被っているだけで、キツイ毒を平然と吐く、シビアな一面も……？

その本性を知ることができるのは、よほど親しいものだけである。

「ミコトです。先生、みなさん。よろしくお願いしますね」

バアルのことを慕っており、バアルがいないせいで大荒れの魔界を憂いている。
なんとかバアルを魔界に連れ戻そうと、こっそりと天上界に忍び込む。

強いものにこびへつらいながら、自分の保身のことだけを抜け目なく考えているお調子者。

「この薬で、今夜こそバアル様の身も心もあたしのものに……」

学園では、学生達のよき相談相手であり、随分慕われている。

その正体は果たして……？

「夜の保健室には、刺激がいっぱいよ…？」

町で主人公を見かけ、学園の先生にならないかと声をかける。
年齢は不明だが、主人公に対してはいつもお姉さんぶった態度をとりたがる。
学年主任としての立場を重く受け止めており、学生たちには厳しくあたる。
そのため、学生たちからは煙たがられている部分も。

物事に入り込みやすい性格で、一度火が点くと誰にも止められない。

「教師が授業をサボるなど、許されるものではありません！」

学園のエリートたちを集めた「天上組」にいる。
「落ちこぼれ組」に堕ちてしまった姉のことを軽蔑し、姉のようにはなりたくないと考えている。

そのため、学園内でカナタに会っても、目を合わせようとしない。

「ふん、落ちこぼれがなに言ってるんだよ」

その氷のような表情は、なにを見つめているのか……？

「わたしの支持率は、今どうなっている？」

そのあまりの空回りっぷりは、逆に可哀想がられるほど。
お調子者だが、どこか憎めない男。

「僕の身も心も…… いまこの瞬間から、あなただけのものだ！」

独自の価値観を持っており、男気を体現することになにより拘る。

「ワシがメルイート学園、学園長モリス＝ハザールであ～る！」

学園放送も担当しており、各種行事の盛り上げにも一役買っている。

「パンツ見えた！ 大スクープ写真いただきました！」